環境省、「国民保養温泉地の活性化」テーマに新湯治セミナー開催 杏林大学 小堀貴亮教授が講演


 環境省は1月27日、「国民保養温泉地における『新・湯治』の実践に向けて」をテーマとした第21回「チーム 新・湯治」セミナーを開催する。東京都立産業貿易センター浜松町館とオンラインのハイブリッド形式で実施。専門家の講演や事例発表を通じて、現代のライフスタイルに合った温泉地での過ごし方「新・湯治」の推進を図る。参加費無料、申込締切は1月20日。

温泉文化の新たな活用法探る

 環境省が推進する「新・湯治」とは、温泉入浴に加え、周辺の歴史・文化、食などをいかした多様なプログラムを楽しみ、地域の人々との触れ合い等を通じて心身をリフレッシュする取組だ。平成29年7月に「自然等の地域資源を活かした温泉地の活性化に関する有識者会議」において、現代のライフスタイルに合った温泉地での過ごし方として提案された。

 今回のセミナーは「国民保養温泉地」に焦点を当てる。国民保養温泉地とは、温泉法に基づいて国民の保健休養に重要な役割を果たす温泉地を環境大臣が指定するもので、現在79カ所が指定されている。自然環境、まちなみ、歴史、文化等の観点から保養地として適しているこれらの温泉地は、「新・湯治」実践の場として中核的役割を果たすことが期待されている。

 一方で、その趣旨や魅力が十分に国民に知られていない現状もある。セミナーでは近年のインバウンド増加や、「温泉文化」のユネスコ無形文化遺産登録への動きも踏まえ、国民保養温泉地における「新・湯治」の実践状況や課題、今後の方向性を整理する。

充実のプログラム

セミナーは午後2時から4時40分まで予定されており、プログラムは以下の構成だ。

 まず開会後、チーム員からの活動報告が行われる。続いて杏林大学外国語学部観光交流文化学科の小堀貴亮教授による講演が予定されている。

 事例発表では、一般社団法人由布市まちづくり観光局の生野敬嗣事務局長と、酸ヶ湯温泉株式会社営業企画室の高田新太郎係長が登壇。これら講演者によるパネルディスカッションも行われる予定だ。最後に質疑応答の時間も設けられている。

「チーム 新・湯治」の取組

 環境省では「新・湯治」の推進の一環として、この趣旨に賛同する方々を「チーム 新・湯治」としてネットワーク化している。チーム員間の情報共有、意見交換を通じて、温泉地での新しい取組の展開を促す狙いがある。

 セミナーには誰でも参加可能。ただし、東京会場への現地参加は先着順で50名程度に限定される。参加希望者は1月20日までに専用の申込フォームからエントリーする必要がある。

 「チーム 新・湯治」のチーム員も引き続き募集中だ。参加費は無料。申込用紙に必要事項を記載の上、環境省自然環境局自然環境整備課温泉地保護利用推進室宛にメールで提出する。

 参加規約、申込用紙、パンフレット等は環境省のウェブサイト「チーム 新・湯治への参加方法」のページから閲覧できる。チーム員名簿によると、令和7年12月1日現在で多数の地方公共団体、団体、企業などが参加している。

 今回のセミナーを通じ、環境省は地方公共団体、団体、企業など多種多様な連携を生み、温泉地において新しい取組が展開されることを期待している。セミナーは、インバウンド増加や温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録への動きを踏まえ、国民保養温泉地の活性化に向けたヒントを探る場となる見込みだ。

参加申込方法

 参加を希望する場合は、「第21回『チーム新・湯治』セミナー トップページ」(https://omc.co.jp/shintoji/seminar/seminar_21th.html)に掲載されている申込フォームから1月20日17時までに申し込む。

 
 
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