菰田会長
謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
昨年は「大阪・関西万博」が開催され、国内外から多くのお客さまをお迎えし、盛況のうちに終幕しました。次なる博覧会としては「GREEN×EXPO2027(2027年国際園芸博覧会)」が神奈川県横浜市で開催されます。
博覧会成功に向け、観光産業一丸となり機運醸成に努めてまいります。
さて、足元の観光産業に目を向けると、輸出額では自動車に次ぐ第二の基幹産業として重要な経済基盤へと成長する中、量から質への転換のさらなる推進による「持続的成長」と「稼ぐ力」の両立が求められています。
そのためには、以下4点に取り組むことが必要だと考えています。
第一に、オーバーツーリズムやマナー違反への対応、第二に、均衡の取れた双方向交流の実現、第三に、国内観光の一層の需要拡大、そして最後に、慢性的な人材不足への対応です。
特に、オーバーツーリズム解消の観点から、三大都市圏に集中するインバウンドの地域分散・地方誘客が重要であり、地域の司令塔であるDMOの機能強化が欠かせません。
当協会では、かかる課題を踏まえ、政府が現在取りまとめを進めている「第5次観光立国推進基本計画」に対して、提言を発表いたしました。今後、実効性ある取り組みが推進されるよう尽力してまいります。
当協会の事業として、昨年、データに基づく地域の観光戦略立案・実行ができる人材を育成・認定する「観光DX検定」、DMOの中核・実務人材向けの基礎知識や実践的スキルの研修プログラム「Dスタディ」を創設しました。本年も引き続き内容の充実に努めてまいります。
さらに、観光産業の将来性、地域および日本経済への貢献等を明確にし、基幹産業として持続可能な姿を示す、中長期的なビジョン策定にも取り組んでおり、本年発表する予定です。
当協会では、政府や地方自治体、観光産業に関わるあらゆるステークホルダーとともに、持続可能な観光地域づくりを軸に、多様な分野や産業との連携を強化することで、観光の価値向上とわが国の経済発展に貢献する一年にしてまいりたいと存じます。皆さまには引き続きご支援とご協力を賜りたく、お願い申し上げます。
最後に、皆さまの今年1年のご多幸をご祈念申し上げ、年頭のごあいさつとさせていただきます。

菰田会長




