観光庁の村田茂樹長官は12月17日に開かれた定例会見で、「温泉文化」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産登録の新規提案候補に選定されたことに対し、「大変喜ばしく思っている」と祝福した。引き続き、日本政府観光局(JNTO)などと連携し、「温泉文化」の国際的な認知度向上に努める姿勢を表明した。
「温泉文化」は2025年11月末、国の文化審議会・無形文化遺産部会が「神楽」とともに新規提案候補に選定。ユネスコによる審査の優先順位を神楽、温泉文化の順とし、神楽は2028年、温泉文化は30年の審査で登録の可否が決まる見込みとなっている。
「これを契機に温泉文化の認知度向上や、温泉を来日目的としたインバウンドの増加、全国各地に存在する温泉地を中心とした地方へのインバウンド誘客が進むことが期待される」と村田長官。各地で温泉文化の価値が再認識され、担い手の確保、保全や継承の取り組みがさらに促進されることにも期待を示した。
村田長官は、「『温泉文化』ユネスコ無形文化遺産登録を応援する知事の会」などの尽力にも触れつつ、観光庁の今後の取り組みに言及。「引き続き温泉の観光活用を支援するとともに、観光事業者への支援やJNTOによる海外への情報発信などにより、温泉文化の国際的な認知度向上に向けて取り組んでいきたい」と意気込みを語った。

村田長官




