株式会社ダイブの子会社である株式会社宿屋塾は12月1日、ブランドロゴおよびビジョン、ミッション、バリューを刷新した。訪日外国人の増加や価値観の変化に対応し、ホテル業界の人材育成を一層強化する狙いだ。
政府の訪日6000万人目標を支える人材育成機関へ
政府が2030年度に訪日外国人6000万人を目指すなか、宿泊業界では多様なニーズに応える人材の育成が急務となっている。「モノ消費からコト消費」への価値観シフトにより、ホテルには多様な体験やサービス提供が求められるようになった。
今回のブランド刷新により、宿屋塾は新たなビジョンとして「ホテリエである自分を誇れ、人生を愛せる業界へ」を掲げた。ミッションには「観光立国を支える宿泊業界を担うリーダーの育成と応援」を定めた。
新ロゴはロマン(ハート)とソロバンの両輪、ヒト・モノ・カネのバランスを象徴する三角をモチーフに、中央に宿屋塾を示す”Y”を配置。宿泊業に関わる人々の挑戦や成長を応援する姿勢を表現している。
新たな教育プログラムも拡充
宿屋塾は2024年7月にダイブの子会社となって以降、「ホテル経営実践ゼミ」や「ホテルプロデューサー育成ゼミ」など実践的なプログラムを新設。来年2月には「ホテルマネジメント基礎講座」のリニューアルも予定している。
山本拓嗣代表取締役は「想いや愛情をもってゲストに寄り添い、思い出づくりを支えるホテリエやマネジャーが、仕事に誇りを持ちながら成長していけるよう、成長を後押しする学びの環境づくりに取り組んでいます」と述べている。
同社は2010年の設立以来、宿泊業界における人材育成を目的としたビジネススクールとして、実務直結型の教育プログラムを提供。ホテルや旅館などで即戦力となる人材を育成してきた実績を持つ。今後も学びのプログラムや実践機会を充実させ、業界発展に貢献していくとしている。





