写真左から、山腰俊博 運輸総合研究所主席研究員・国際部長、 宿利正史 国際高速鉄道協会理事長・運輸総合研究所会長、仲村亜希子 国際高速鉄道協会事務局長
一般社団法人国際高速鉄道協会と一般財団法人運輸総合研究所は12月18日、連携・協力に関する覚書を締結した。日本及び諸外国における高速鉄道などの交通運輸・観光の発展、諸外国との連携強化を目的とする。
国際的知見共有へ新たな体制
国際高速鉄道協会と運輸総合研究所は今回の覚書で、諸外国におけるニーズを含め交通運輸・観光に関し収集した情報や知見、経験などの共有、諸外国に対する情報提供、啓発活動等の推進において連携・協力することを確認した。
国際高速鉄道協会は2014年の東海道新幹線開業50周年を機に設立。「新幹線システム」に関する情報や知見、経験の共有を通じて、安全かつ効率的な高速鉄道の世界的な発展に寄与することを目的として活動している。
一方、運輸総合研究所は研究所本部とワシントン国際問題研究所(米国)、アセアン・インド地域事務所(タイ王国)が連携。交通運輸・観光に関する情報や知見、経験の共有を通じて、日本と諸外国の交通運輸・観光分野の発展および相互理解の増進に寄与する活動を展開している。
両団体の強みを活かした総合力の発揮
今回の提携により、両団体は相互の協力を推進し、情報や人材等を活かして総合力を発揮することを目指す。特に諸外国における高速鉄道などの交通運輸・観光に関する情報等の共有および諸外国に対する啓発活動等の推進に力を入れる方針だ。
覚書締結式は2025年12月18日、運輸総合研究所で行われた。締結式には宿利正史国際高速鉄道協会理事長・運輸総合研究所会長、仲村亜希子国際高速鉄道協会事務局長、山腰俊博運輸総合研究所主席研究員・国際部長が出席した。
両団体は今後、それぞれの専門性と国際的ネットワークを活用しながら、高速鉄道を中心とした交通運輸・観光分野での国際的な連携を深めていく考えだ。

写真左から、山腰俊博 運輸総合研究所主席研究員・国際部長、
宿利正史 国際高速鉄道協会理事長・運輸総合研究所会長、仲村亜希子 国際高速鉄道協会事務局長




