ソニー生命保険株式会社は12月16日、「47都道府県別 生活意識調査2025(生活・マネー編)」の結果を発表した。全国の20歳~59歳の男女4,700名(各都道府県100名)を対象に10月22日~30日にかけてインターネット調査を実施。「教育水準の高さ自慢」「子育てのしやすさ自慢」の両項目で福井県が1位となり、二冠を達成した。
教育と子育て、福井県が突出
今回の調査で「教育水準の高さ自慢」では福井県が15.0%で1位となり、6年連続の首位。続いて東京都(14.0%)、石川県(12.0%)が続いた。
「子育てのしやすさ自慢」でも福井県が23.0%で1位。2位は鳥取県(21.0%)、3位は佐賀県(20.0%)だった。
「自慢ポイント」各地域の特色が鮮明に
「暮らしやすさ自慢」では兵庫県が44.0%で1位に。前回調査の2位から順位を上げた。理由として「店・病院・電車が近くにある」(20代女性)、「子育て支援が他の市町村よりわかりやすい」(40代男性)などの回答があった。
「食べ物の美味しさ自慢」「お酒の美味しさ自慢」では、ともに新潟県が1位で3年連続の二冠達成。「食べ物の美味しさ自慢」では新潟県(59.0%)、富山県(57.0%)、高知県(52.0%)の順、「お酒の美味しさ自慢」では新潟県(48.0%)、鹿児島県(36.0%)、高知県(33.0%)の順となった。
「有名な出身者の多さ自慢」では沖縄県が24.0%で1位。2位は福岡県(15.0%)、3位は広島県、長崎県、熊本県(いずれも13.0%)だった。
「スポーツの盛んさ自慢」では広島県が27.0%で5年連続の1位。2位は佐賀県(11.0%)、3位は埼玉県、神奈川県、静岡県、兵庫県、宮崎県(いずれも10.0%)と続いた。
方言の魅力や美男美女
「方言のカワイさ自慢」では福岡県(17.0%)が7年連続で1位。2位は三重県と高知県(ともに16.0%)だった。
「美男美女の多さ自慢」では秋田県(16.0%)が1位。2016年調査以来9年ぶりの首位となった。2位は熊本県と沖縄県(ともに11.0%)、4位は福岡県(10.0%)だった。
マネー意識にも地域差
「倹約家だと思う」では大分県(69.0%)が1位。「浪費家だと思う」は広島県(37.0%)がトップとなった。
「マネー関連の知識が豊富だ」では群馬県と京都府(ともに24.0%)が1位、「家計管理が得意だ」では京都府、奈良県、香川県(いずれも35.0%)が同率1位だった。
現在の平均貯蓄額では京都府が631.1万円で1位、1ヶ月の平均貯蓄額も京都府が45,200円で1位となり、「貯蓄上手」でも1位の京都府が二つの項目でもトップとなった。
年末年始の出費
今年のクリスマス予算の平均額は、秋田県が10,155円で1位。忘年会予算は沖縄県が6,380円で最も高かった。
来年の初詣でのお賽銭予算は秋田県(1,925円)が1位で、2019年調査と比較すると1,231円の大幅増加となった。
年末年始の旅行予算は東京都(40,690円)が1位で、全国平均(16,175円)の2.5倍となった。




