アゴダは12月16日、2025年冬(12月~2026年2月)の国内人気旅行先ランキングを発表した。東京と大阪が依然として1位・2位を維持する一方、2月に開催される特色ある季節イベントが地方都市の検索需要を牽引していることが明らかになった。
冬の国内人気旅行先、東京・大阪がトップ
今回の検索データによると、2025年冬の旅行検索では「東京」「大阪」が前年に引き続き1位・2位を占めた。注目すべきは、地方都市の人気が高い状態を維持していることだ。福岡・札幌・沖縄本島の3都市がランクインし、冬季に開催される各地の特徴的なイベントが旅行需要を後押ししている状況が浮き彫りになった。

2月の地方イベントが検索上昇を牽引
検索データで特に目立ったのは、2月に集中する季節イベントが地方都市への関心を高めている点だ。
福岡では、宮地嶽神社の「光の道」(2月下旬)が注目を集めている。年に2回だけ見られる神秘的な夕陽の現象がSNSでも人気となり、2月の旅行検索増加につながっているとみられる。
札幌では「さっぽろ雪まつり」(2月上旬)が開催される。国内外から多くの旅行者が訪れる日本最大規模の冬のイベントとして知られ、氷像・雪像、ライトアップ、食のフェスティバルなど見どころが多彩だ。冬季旅行需要を支える代表的な都市イベントとなっている。
沖縄本島では「桜まつり」(2月上旬)が行われる。「日本一早い桜」が咲くことで知られる2月の沖縄は、温暖な気候と早咲きの桜が魅力となり、冬の旅行先として安定した人気を保持している。
アゴダのシニアカントリーディレクター猪飼匡氏は「今回の検索データからは、東京・大阪といった大都市に加え、2月の季節イベントが充実した地方都市への関心が高まっていることがうかがえます。福岡の『光の道』、札幌の『さっぽろ雪まつり』、沖縄本島の『桜まつり』など、その土地ならではの冬の体験が旅行者の興味を喚起し、冬旅需要を力強く牽引していると考えられます」とコメントしている。
アゴダのサポート体制
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今回の調査は、2025年9月~11月に日本の旅行者がアゴダ上で行った検索、および2025年12月~2026年2月のチェックインを対象としたデータに基づいている。




