会場までのアクセスマップ
12月23日に第1回会議開催
2027年国際園芸博覧会協会(横浜市中区、筒井義信会長)は12月11日、来年に開催を控えた国際園芸博覧会(以下、園芸博)開催期間中の交通円滑化を図る目的で「GREEN×EXPO 2027交通円滑化推進会議」(以下、推進会議)を設置した。国や自治体、警察、経済界が参画。12月23日には、第1回会議が横浜市役所内で開かれ、交通需要を調整する「交通需要マネジメント(TDM)」を実施することが決定した。
園芸博は、横浜市北西部に位置する旧上瀬谷通信施設跡地で開催。会場一帯は2015年に米軍から返還された約242㌶の広大な土地で、そのうち約100㌶が博覧会区域となる。会場の最寄り駅は、JR横浜線の十日市場駅、相模鉄道(相鉄)本線の三ツ境駅・瀬谷駅、そして東急田園都市線の南町田グランベリーパーク駅の4駅。いずれも駅から徒歩のみでのアクセスは困難で、会期中はシャトルバスなどを運行する予定となっている。

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今回発足した推進会議には、横浜市副市長、神奈川県副知事をはじめ、地元商工会議所や国土交通省、経済産業省、その他業界団体や交通事業者などが参画。第1回会議では、園芸博開催中における来場者の交通手段や、1日の時間別来場者数予想が共有された。
それによると、ゴールデンウイークや夜間開催のある9月土休日などの繁忙期では、自動車利用が1日に5万6千人(団体バス2万4千人+自家用車3万2千人)、鉄道・シャトルバス利用が同4万4千人、自転車・徒歩・自動二輪利用が同5千人と想定。
時間別でみると、開園時(9~10時台)に来場者の約3割にあたる3万3千人が集中するとされ、その後昼から夕方にかけて入退場者(2万人弱)が重複。閉園前の20~21時台に退場者が集中すると予想した。
以上を踏まえ、環状4号線などの周辺道路では、現況の時間最大交通量を超過する可能性があると指摘。鉄道も、繁忙期においてもシャトルバス発着駅となる近接4駅での乗車率は100%を超えないと予想するも、横浜駅や新横浜駅などにおける乗り換え動線などが現状より混雑する可能性があるとした。一般交通の行動変容を促すソフト対策として、TDMが必要と結論づけた。
今後については、削減目標値の設定や、交通量を低減するための取り組み(大規模イベントの時間調整、テレワーク等の実施、物資配送時間やルートの変更・調整)、企業や住民への協力依頼(インセンティブ設定)を具体的に検討。2026年中にトライアル実施や企業・関係者への働きかけを行い、検証を進める。効果検証は、園芸博の会期中も強弱をつけながら行い、閉幕後に最終的な検証・とりまとめを行う予定だ。
会議の参画メンバーは次の通り。
■会長
横浜市副市長、神奈川県副知事
■副会長
2027年国際園芸博覧会協会事務次長
■委員
横浜商工会議所 副会頭、神奈川県中小企業団体中央会会長
■協力委員
国土交通省大臣官房技術審議官(都市)
国土交通省関東地方整備局長
国土交通省関東運輸局長
経済産業省関東経済産業局長
神奈川県警察本部交通部長
相模原市副市長
大和市副市長
町田市副市長
神奈川県バス協会会長
神奈川県タクシー協会会長
神奈川県トラック協会会長
相模鉄道代表取締役社長
東急電鉄取締役専務執行役員鉄道事業本部長
東日本旅客鉄道執行役員横浜支社長
中日本高速道路常務執行役員東京支社長
東日本高速道路常務執行役員関東支社長
首都高速道路常務執行役員
日本道路交通情報センター東京事務所長




