【交通トレンド分析316】2026年、東海道新幹線がより進化してより便利に 鳥海高太朗


鳥海氏

 2026年、私が注目しているのは東海道新幹線。3月14日(土)のダイヤ改正が12月12日に発表されたが、久しぶりに私にとってはありがたい改正内容だったのだ。今回の特徴としては、早朝と夜遅い時間帯の「のぞみ」充実がまず挙げられる。大阪で会食などの後、その日のうちに東京に戻りたい時において、現在は最終の「のぞみ64号」が新大阪駅21時24分発となっており、まれに21時30分発の臨時「のぞみ488号」もあるが、基本的には21時24分に乗る必要がある。3月14日以降、新たに新大阪21時45分発の「のぞみ206号」品川行きが臨時列車ではあるが、利用の多い日を中心に設定されることになった。

 品川行きで、品川駅到着は23時59分となるが、今までよりも20分近く遅くなるのは非常にありがたく、品川駅から最終列車で到達できる範囲は限られるが、都心まで戻れることは大きい。会食や飲み会に加えて、例えば阪神タイガースの試合を甲子園球場でナイター観戦した場合も21時少し前に甲子園駅から阪神電車に乗車すれば基本的には間に合うことになる。
 この列車は博多駅始発で、博多駅19時18分発、広島駅20時21分発などとなっており、博多、小倉、広島、岡山、新神戸などからも最終列車が遅くなる。

 さらに早朝についても、新たにこちらも臨時列車ではあるが、月曜日もしくは休日の翌日および土曜日、もしくは連休初日を中心に、京都駅始発の「のぞみ548号」が新設され、京都駅を朝6時03分に発車し、品川に8時05分、東京駅に8時12分に到着する。現行の新大阪朝6時発の「のぞみ230号」よりも品川駅・東京駅に11分早く到着する。

 少しでも早く関西方面から東京に向かいたい時に便利で、大阪で予定がある場合も前夜遅くに京都まで移動するという方法もある。また名古屋からも名古屋駅朝6時28分発の名古屋始発「のぞみ288号」がこれまでは臨時列車だったのが定期列車となり、品川駅に朝7時56分、東京駅に8時03分に到着するなど、朝移動が便利になる。

 そしてもう一つ注目なのが、これまで「のぞみ」は臨時列車も含めて最大1時間あたり片道12本の「のぞみ12本ダイヤ」を2020年3月にスタートさせたが、今回の2026年3月のダイヤ改正で、東京駅発新大阪方面の7~10時台および新大阪駅発東京方面の14~17時台について、さらに1本増え、最大13本となる「のぞみ13本ダイヤ」がスタートする。その他に「ひかり」「こだま」の定期列車が毎時2本ずつあるので、最大1時間に17本が走ることになる。2026年、東海道新幹線の進化に注目である。

(航空・旅行アナリスト、帝京大学非常勤講師)

 
 
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