JTB旅ホ連の支部とJTBの法人営業担当者などが商談する拡大キャラバン
34支部とJTB社員の参加280人
JTB協定旅館ホテル連盟(旅ホ連)は12月10日、宿泊の販売拡大に向けて、旅ホ連の支部会員とJTBの営業社員による合同商談会「2025年度拡大キャラバン」を東京都新宿区の京王プラザホテルで開催した。北海道から沖縄までの旅館・ホテル経営者など34支部の165人と首都圏のJTB法人営業担当者など115人、計280人が商談を繰り広げた。
全体会合では、34支部が32エリアのプレゼンテーションを3分ずつ実施。その後、16のブースに分かれて1コマ30分の商談を6回重ねた。各支部は、最新の観光スポットや体験コンテンツ、開業を控えるMICE施設などを紹介し、送客や商品造成を働き掛けた。特に、地域に眠る観光資源を旅ホ連会員などとJTBの担当者が磨き上げて作成した「ならではプラン」などをアピールした。
商談会後の懇親会で、JTB協定旅館ホテル連盟の宮﨑光彦会長(愛媛県・道後御湯)は「ひと昔前、宿泊施設はJTBにお客さまを送ってくれと言い、JTBの社員からは売れる商品をつくってくれと言われたが、今は共に売れる商品をつくることが必要だ。そうした思いで各支部の発表を聞いていたが、素晴らしいプレゼンテーション、素晴しい商談だった」とあいさつした。
JTBからは、大塚雅樹・代表取締役専務執行役員ビジネスソリューション事業本部長が登壇し、「JTBの社員は自分のお客さまと皆さまの施設をどうエンゲージメント、結びつけるかを考えて商談したと思う。今日、いろいろなインプットがJTBの社員にあり、宿泊施設の方も当社の社員の話に気づきがあったかもしれない。それを実行し、交流を新たな形にしていくため、意思を一つにしていきたい」と述べた。
旅ホ連の各支部は、それぞれJTBの店舗や事業部に対して販売促進の活動を行っているが、一堂に会する機会をつくり、協業とコミュニケーションの強化を図ろうと、「拡大キャラバン」が企画されている。コロナ禍で休止した年があったが、前年度に続いて5回目の開催となった。

JTB旅ホ連の支部とJTBの法人営業担当者などが商談する拡大キャラバンの様子




