「観光が変える、まちの未来」のセッション
観光クロスオーバーサミット2025下関が1日、梅光学院大学（山口県下関市）で開かれた。主催は同サミット実行委員会。下関市民や観光事業者など約250人が参加。地元事業者や観光事業者らがトークセッションを行い、地域魅力の創出や観光の役割、下関の魅力発信の在り方などについて意見交換したほか、参加者同士の交流を行い、新たな視点からの取り組みへの機運醸成を図った。
同サミットは、観光クロスオーバー協会（西岡貴史代表理事）が、観光事業者だけでなく、観光に関心のある多世代や異業種などの交流と共創による観光振興などを目的に開催しているもの。これまでに東京・日本橋などで開催しており、今年は8月の大阪・関西万博に続き2回目の実施。下関観光コンベンション協会の共催で開いた。
サミットは地域事業者や観光事業者らによるトークセッションを中心に構成。「地域の新しい可能性と地域の強み」「観光が変える、まちの未来」「進むまち、海峡のこれから」をテーマにしたトークセッションのほか、梅光学院大学の学生らが環境に配慮した地域観光について発表した。
このうち「観光が変える、まちの未来」のセッション＝写真＝では、星野リゾートの星野佳路代表、下関市の前田晋太郎市長、ＹＭＦＧ ＺＯＮＥプランニングの蔵重嘉伸代表が登壇。西岡氏をモデレーターに意見を交わした。このうち星野氏は、フランス・ボルドーを事例に、観光が都市や地域産業全体の「宣伝装置」の役割を果たしていると説明。観光客を呼び込むことが他産業の発信機会にもつながると語った。
「観光が変える、まちの未来」のセッション
