静岡県「熱海温泉」の風景
2位は「別府」、3位は「那須」
楽天グループが運営する旅行予約サービス「楽天トラベル」は12月18日、「楽天トラベル 2025年 年間人気温泉地ランキング」を発表した。1年間の延べ宿泊者数を、温泉地ごとにランキング。1位は12年連続で静岡県「熱海温泉」が獲得したほか、2位には大分県「別府温泉」が、3位には栃木県「那須温泉」がランクインした。
同ランキングは、「楽天トラベル」に登録している全国の温泉地を対象に、25年1月1日から12月31日までの期間中、旅行者の人泊数（宿泊人数×泊数）を温泉地ごとに集計したもの。12月の人泊数は、12月2日時点での予約泊数をもとに集計。対象プランは、国内宿泊、国内ダイナミックパッケージに加え、インバウンド、デイユースなども含めている。
1位を獲得した「熱海温泉」は、都心部からのアクセスの良さやイベントの豊富さが人気。同社によると、首都圏の1都7県からの旅行者が約7割を占めているという。写真映えするカフェや食べ物、昭和レトロな雰囲気を感じられる街並みが近年若年層から注目を集めており、宿泊構成別では、前年に引き続き男女2名や、子供連れでの家族旅行の割合が高い傾向が見られた。25年にはリゾートホテルの新規開業やリニューアルが相次いだ。
静岡県「熱海温泉」の風景
24年に続き今回も2位につけた「別府温泉」は、各地に点在する源泉を見てまわる「地獄めぐり」や「地獄蒸し料理」など、温泉をさまざまな方法で楽しめる。近年は国内旅行者に加えて海外の旅行者からも注目を集めている。2025年には人気宿泊施設「別府温泉 杉乃井ホテル」の新館となる「星館」の開業があり、子連れ利用でも安心して楽しめる宿泊施設がより充実した。同社調査によると、宿泊構成別では、子供連れの利用が最も多く、前年同期比も約1.3倍に伸長した。
大分県「別府温泉（別府八湯）」の風景
3位の「那須温泉」は、那須連山の山腹に広がる、1300年以上の歴史を持つ温泉地。夏には避暑地としても人気を集めている。前年に引き続き、子連れ利用が全体の6割以上を占め、子連れの家族に向けたサービスが充実している宿泊施設を中心に幅広く人気を集めた。
栃木県「那須温泉」の風景
上位8位までは昨年とランキング変わらず
このほか、4位には群馬県「草津温泉」、5位には和歌山県「白浜温泉」がランクイン。上位8位までは24年からランキングに変動はなかった。トップ20の紹介や、その他観光情報・周辺宿情報は「楽天トラベルガイド」（https://travel.rakuten.co.jp/mytrip/ranking/onsen）で紹介している。
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