クラブツーリズム(酒井博社長)は1日、埼玉県内の一般社団法人こそだてびより(川越市)、任意団体・救命教育ヒーローステップ(富士見市)と共同で、児童とその保護者が学校や家庭以外で安心して過ごせる空間「こどもの居場所cotokotoひろば」を、イオンタウンふじみ野の「まちのコミュニケーションスペースcotokoto」内に開設した。
今回開設したスペースは2024年、日本民間公益活動連携機構が採択した休眠預金活用事業「多様な子どもたちのための持続可能な居場所づくり支援@埼玉県」の一環で誕生。休眠預金活用事業は、10年以上取引のない預金等を社会課題の解決に活用するもので、今回同社はその実施団体として参画する。
同社は、これまで旅行事業を通じて参加者の「仲間づくり」や「生きがいづくり」を推進してきた。今回の事業はそのノウハウを生かし、月に約25本の講座やイベントを企画・運営。日常の中での交流やつながりづくりに取り組む。具体的には、子供たちが宿題やボードゲームなど自由に過ごせる場所や、毎週水曜日午後5時から2時間実施する「こども食堂」の運営、心のケア・相談支援など。
スペースの開設期間は、2028年2月末までの予定。「地域コミュニティを軸に『社会性と経済性の両立』を図りながら、地域の皆さまに愛される交流の場づくりに貢献していく」(同社)。




