リサイクルパズルのアート作品
老舗美容メーカーのポーラ(東京都品川区)は、廃棄されるホテルアメニティ容器を子供の知育パズルにリサイクルするプロジェクトを展開している。
同社は創業100周年を迎える2029年に向けて、グループ全社の行動指針として、「We Care More.世界を変える、心づかいを。」を掲げ、美容と健康という枠組みにとらわれることなく、人・社会・地球、その全てをケアすることを目指している。
その一環として、昨年7月からホテルアメニティ容器を使った「リサイクル知育パズル」を開発。今回は、リッチモンドホテルから回収した使用済みの容器をリサイクルしてパズルに変え、全国46店舗の同ホテルに設置するなど、活動を強化している。
プロジェクトで開発した「リサイクル知育パズル」は、アメニティ容器を粉砕して作られる。3種の色と2種の形状からさまざまな形に表現可能で、子どもたちは、このパズルで遊びながら集中力や思考力、想像力を鍛えられるという。
パズルは、「環境問題に関するクイズや、年齢に応じてチャレンジできるレベル別のワークシートも付属しているため、親子で楽しみながらSDGsについて学ぶことも可能」と同社。
「旅先で新たな知識や情報に触れながら、自分がどう感じるか、その先に自分なりの考えや感覚を養ってもらえればとの思いで開発に至った」と話す。
12月7日にはリッチモンドホテルとともに、東京都品川区立環境学習交流施設「エコルとごし」で事前申し込み制のワークショップを開催した。同ワークショップでは、ホテルでできるエコアイディア発想ワークとリサイクル知育パズルを用いたアートワーク体験を実施。

ワークショップ
環境問題を自分事化し、豊かな未来のために自分が大切にしたい感性や価値観に気づいてもらえるイベントになったという。
同社は今後も持続可能な社会に向けて、環境問題について親子で身近に考えられる機会を提供するという。
問い合わせ先は、ポーラお客さま相談室TEL(0120)117111。

リサイクルパズルを活用したアートワーク作品




