第39回「にっぽんの温泉100選」主な順位変動 北陸勢が軒並み上昇、あわら温泉(福井県)が7位
上諏訪、こんぴらもランクアップ
観光経済新聞社は、旅行会社やOTAの投票によって選ばれる第39回「にっぽんの温泉100選」を決定した。10位以下の動向を紹介したい。
目立つ動きとしては、前回23位からトップ10圏内の7位に入ったあわら温泉(福井県)に続く形で、北陸の温泉地が軒並みランクアップした。
2024年3月に開業した北陸新幹線金沢―敦賀の沿線の温泉地では、山代温泉(石川県)が25位から14位に、山中温泉(石川県)が39位から19位に順位を上げた。宇奈月温泉(富山県)も41位から28位に上がった。
24年の能登半島地震で大きな被害を受けた和倉温泉(石川県)は前回と同順位の13位。宿泊客の受け入れを再開している宿泊施設は限られているが、復旧・復興を応援したい旅行会社などの票を集めたとみられる。

前回の23位から7位にラックアップしたあわら温泉(福井県)
北陸以外の順位の大きな変動は、上諏訪温泉(長野県)が43位から24位に、こんぴら温泉郷(香川県)も69位から24位に、長門湯本温泉(山口県)が45位から30位に、飛騨高山温泉(岐阜県)が43位から31位に、酸ヶ湯温泉(青森県)が45位から32位に上がった。
前回は圏外ながら、今回100選に入った温泉地は、67位の奥日田温泉(大分県)、80位の飯坂温泉(福島県)、86位の浜名湖かんざんじ温泉(静岡県)、88位の松島温泉(宮城県)、95位の湯田温泉(山口県)、100位の日光温泉(栃木県)だった。

上諏訪温泉(長野県)が43位から24位に順位を上げた





