ロゴ
創業65周年を迎えた戸狩温泉スキー場(長野県飯山市)が今月20日、大規模リニューアルを経てオープンする。日本最長級のモーグルバーンを備えるなどゲレンデを強化し、人気焼き肉店といった多彩な飲食施設も誘致。施設の老朽化や民宿減少など地域課題を抱える中、スキー場を軸に新たな誘客と雇用を生み出すことで、持続的な地域活性化につながるスノーリゾートモデルを目指す。
戸狩温泉スキー場は、長野と新潟の県境に広がる関田山脈のふもとに位置し、100%天然の軽く柔らかな雪質と、壮観な雲海の景観を誇る。車で豊田飯山ICから25分、JR飯山駅からシャトルバスで20分と、アクセスの良さも魅力だ。
今回のリニューアルでは、日本最長の全長300メートル超のモーグルバーンや、ジャンプ、ジブをそろえたフリースタイルパークを新設。1日2回圧雪車を稼働させ、圧雪バーンも用意した。
スキーをしない人も食を通じた集客を図ろうと、県初の飲食店を誘致。名店「焼肉ジャンボ」が手掛ける「焼肉ドラゴン」(27日開業)や、東京・原宿の人気ラーメン店「つけ麺 一 ―hajime―」(20日開業)などがオープンする。
国内外の富裕層向けには、閉鎖されていたエリアを再活用し、アジア初の完全会員制スキーリゾート「The CLUB TOGARI」を開設。会員専用のゲレンデや送迎サービスに加え、スキー場と一体化した専用エリアに邸宅を構える「ゲレンデハウス」の購入権も付与するなど、滞在価値を高める。

ロゴ




