ポータルサイトのロゴと3者の関係図
石川県はこのほど、個人が地域活動に参加できる関係人口ポータルサイト「いしかわのWa!(輪)」を開設した。能登半島地震や豪雨災害を受け、加速する人口減少への対応として、市町などが発信する復興支援やボランティアの機会を「プログラム」として掲載し、関係人口の創出・拡大を図る。
県内の市町や地域団体(オーナー)がさまざまな地域活動を「プログラム」として掲載。サイトに登録した利用者(サポーター)は、プログラムを自由に選べ、イベント参加やアイデアの提供などを通じて地域活動に関わることができる。
プログラム例は、バーのDIY(珠洲市・金沢市)、交流拠点のDIY(輪島市)、子ども向けイベントの運営手伝い(穴水町)、地域住民との交流パーティーの手伝い(白山市)など。草刈りや祭り運営といった地域住民とのつながりを意識した多様なプログラムを順次掲載する。
県全体の人口は今年1月時点で約109万6千人(前年比約1万1千人減)。そのうち、地震で大きな被害を受けた奥能登4市町(輪島市、珠洲市、能登町、穴水町)は約5万1千人(同約5千人減)と減少幅が大きい。県は「一人一人の“関わり”が、能登、石川の力になる。ボランティアやふるさと納税を通じて石川県に関わっていただいた方など、多くの皆さまに登録いただきたい」と話している。

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