環境省は12月5日、エコツーリズム推進法に基づく「エコツーリズム推進基本方針」の見直し案について、国民から意見を募集するパブリックコメントを開始した。基本方針は5年ごとに見直すこととされており、前回の見直しから5年以上経過したことから、環境省では、「エコツーリズム推進基本方針に関する検討会」を設置し、有識者や関係省庁を交えて基本方針の内容を議論してきたところ。パブリックコメントでは検討会を踏まえて取りまとめた見直し案について意見を募集する。
見直し案はエコツーリズムの取組を全国に拡大し、地域活性化につなげるため、国内外の動向を踏まえて内容を更新。インバウンドへの配慮や利用集中によるマナー違反や混雑などへの対応強化、協議会や自治体などがエコツーリズムにより取り組みやすくなるための改善事項などを盛り込んだ。
募集期間は12月5日から2026年1月3日までで、電子政府の総合窓口(e-Gov)の意見提出フォーム経由、電子メール、または郵送で受け付ける。提出内容は「意見募集要領」に沿う必要があり、要領に従わない場合は無効。募集終了後は、寄せられた意見の概要と、それに対する考え方を取りまとめ、公表する予定。見直し案などの詳細は環境省のホームページに掲載されている。




