つくば市
茨城県つくば市でスマートフォンアプリ「つくチケ」を活用した事後決済型のMaaSの実証事業が1日に始まった。鉄道、バス、シェアサイクルなどの交通手段と、観光、買い物、飲食などのサービスを一つのアプリでシームレスに利用できる。利用した総額に応じて最大40%の割引が適用され、事後決済でまとめて支払いできる。
実証事業は、関東鉄道、首都圏新都市鉄道、つくば観光コンベンション協会、筑波観光鉄道、JTB、日立製作所が連携して実施している。期間は来年1月31日まで。年末年始の期間は除く。
「つくチケ」をダウンロードすると、つくば市を訪れる観光客は、事前にチケットなどを購入しておく必要がなく、当日に悪天候などで旅程を変更したい場合も自由に選択できる。また、市内の住民も、「つくチケ」を通じて日常生活で利用する交通機関や飲食、小売などのサービスで割引を受けられる。
対象の公共交通機関は、鉄道が都内主要乗車駅およびつくば市内の全駅、バスがつくば駅と筑波山周辺の路線。この他、つくば市が運営するレンタサイクル、つくば駅周辺や筑波山周辺の観光施設、宿泊施設、小売店、飲食店など。
実証事業は、つくば市、筑波大学、つくばスマートシティ協議会、関東鉄道、今川商事で構成されるつくばハンズフリーチケッティング共同事業体からの委託事業。国土交通省の2025年度「日本版MaaS推進・支援事業」に選定されている。




