ブッキング・ドットコム・ジャパンは、12月11日(木)16:00~18:00に、宮城県仙台市の青龍荘(宮城県仙台市青葉区霊屋下22-20)で、特別イベント「Authentic Japan: 世界がまだ知らない”奥の日本”を未来へ」を開催する。
日本の温泉旅館文化の未来とインバウンド戦略をテーマに、世界の最新旅行トレンド、温泉文化のユネスコ無形文化遺産化に向けた取り組み、地方誘客の可能性について議論する。
登壇者は、小関健太郎氏(銀山温泉副組合長、銀山荘 代表取締役)、上村領佑氏(全旅連青年部 流通DX担当副部長、季さらホテル&リゾーツ 代表取締役)、岡藤明史氏(温泉文化大使、油谷湾温泉ホテル楊貴館 取締役)とBooking.com関係者を予定している。
参加希望は応募サイト(https://forms.gle/coioQVne5rHcFJwg6)から受け付けている。オンライン参加も可能だが、応募条件は、旅行・宿泊業界関係者となっている。
「トキ消費」に応える温泉文化の可能性探る
世界最大級のデジタルトラベルプラットフォーマーを掲げるブッキング・ドットコムは、「すべての人に、世界をより身近に体験できる自由を」を企業理念に掲げている。同社は今回のイベントを通じて、インバウンド急回復の恩恵が地方に行き渡っていない現状に対し、「地方への誘客」という課題解決の鍵として「温泉文化」に注目。世界の旅行トレンドが「モノ消費・コト消費」から精神的充足を求める「トキ消費」へとシフトする中、ウェルネスやサステナブルな観光資源としての日本の温泉・旅館が持つ価値を再定義する場を設ける。
地方部への観光客誘致が課題
2024年、訪日外国人数は過去最高の3,687万人を記録し、旅行消費額も8兆円を超えた。しかし、外国人宿泊者の約7割(69.1%)が三大都市圏に集中。地方部への波及はわずか3割、特に東北地方に至っては全国の1.4%にとどまる現状がある。
イベントでは、ブッキング・ドットコムによる最新の世界旅行トレンドの発表に加え、全旅連青年部のキーマンや温泉文化大使などの有識者が登壇。デジタルやウェルネスの視点を交えながら、いかにして「世界がまだ知らない”奥の日本”」の魅力を発信していくかについて、多角的な議論を展開する予定だ。
具体的なプログラムは、「ブッキング・ドットコムから見る世界の最新旅行トレンド」「温泉文化の現在地と未来—足元の現状と未来図を事例を含めて紹介」「温泉や旅館などをどうすれば日本の次なるインバウンドの象徴になれるのか」「温泉文化—ユネスコ無形文化遺産化に向けて」などを予定。プレゼンテーションや意見交換を通じて、温泉文化の可能性を探る。




