芋煮が振る舞われた
山形県は14日、東京のホテルメトロポリタンエドモントで食の商談会「第27回おいしい山形商談会」を開いた。同県の農産物、加工品の生産者など約30事業者が出展。ホテルと飲食店のシェフ、小売業のバイヤーらに自慢の産品をPRしたほか、個別の商談を行った。
米沢牛などの畜産品や、さくらんぼ、ラ・フランス(西洋梨)などのフルーツとその加工品を中心に、バラエティに富んだ出展がなされた。サトイモと牛肉が入ったあつあつの「芋煮」が振る舞われたり=写真、「やまがた観光キャンペーン推進協議会」による県観光のPRも行われた。
今年は同県にさくらんぼや西洋梨の苗木が植えられてから150年の節目に当たる。県内で「やまがたフルーツ150周年」と銘打ち、さまざまな事業を行うほか、県産フルーツのPRを一層強化している。
観光PRでブース出展した同県観光文化スポーツ部観光交流拡大課観光プロモーション担当の小須田大・観光誘客推進員と澤根優美・主任主事は、今年の「フルーツ150周年」とともに、米国の有力旅行メディア「ナショナルジオグラフィック」で「2026年に行くべき世界の旅行先25選」に同県が選ばれたことに触れ、「来年に向けて受け入れ態勢を一層強化したい」と強調。
JR東日本による夏の観光キャンペーンが庄内地方で行われることや、羽黒山が12年の一度の「午歳御縁年(うまどしごえんねん)」を迎えるなど、来年のトピックスも紹介した。

芋煮が振る舞われた




