観光物産展の様子
岐阜県観光連盟(葛西信三会長)は8、9の両日、尼崎中央公園(兵庫県尼崎市)で観光物産展を開催した=写真。阪神尼崎駅周辺まちづくり共同体との共催。県内の観光協会や特産品販売事業者ら24団体・事業者が参加。飛騨高山温泉などが観光PRを行ったほか、川魚の塩焼きなどの実演販売などを行い、冬の岐阜の魅力をアピールした。
同イベントは14回目。毎年、大阪府豊中市のショッピングモール「せんちゅうパル」南広場で開催し、地元客らに親しまれてきたが、今年は周辺の再開発などから開催地を新たに選定。大阪中心部や神戸などへのアクセスが良く、再開発が進んで若いファミリー層などからの人気が高まっている、阪神電車尼崎駅エリアでの開催を決めた。
岐阜県内からは大垣市や海津市観光協会など5団体がブースを出して観光パンフレットなどを配布しPRを行ったほか、19事業者が特産品を販売。直火を使った川魚の塩焼きや五平餅の実演販売、飛騨牛を使った揚げたてのコロッケの販売ブースには、商品を求める人が行列を作っていた。
同観光連盟事務局のブースには、県の観光パンフレットを求める人や「下呂温泉に行ったことがある」と立ち寄る人が。「若い世代はじめ外国人など非常に幅広い層に関心を持ってもらうことができ、期待以上の反応を得られた。阪神尼崎駅周辺まちづくり共同体によるゴザやモルックなどの貸し出しもあり、特産品をゆっくり味わいながらパンフレットなどを見てもらうことができたのは良かった」と野村公平・同連盟販売促進課長。
今年8月には、東海環状自動車道の本巣IC―大野神戸IC間が開通。渋滞する一宮JCTの回避などにより、名神道と東海北陸道のアクセスが向上した。池田紫峰事務局長は「これからの時期は、スノーレジャーなどを目当てに車で来県する関西の人は多い。冬の見どころと併せ、アクセス向上も発信していきたい」と語った。

観光物産展の様子




