各部門の優勝者と審査員で記念撮影
西武・プリンスホテルズワールドワイド(東京都豊島区、金田佳季社長)は14日、社内料理コンクールの決勝大会をグランドプリンスホテル高輪(同港区)で開いた。参加者157人から予選・準決勝を勝ち抜いた40人が出場。「西洋料理」「日本料理」「中国料理」「製菓」「製パン」の5部門で調理技術や創造性を競い合った。
同コンクールは、人財育成の一環として位置付けられ、今年で35回目の開催。出場条件は、調理経験3年以上、年齢40歳未満で、今回は「昭和100年の伝統と継承」をテーマに、各部門で設定したテーマに沿ったオリジナル料理を披露した。
審査員は、金田社長のほか、西武ホールディングス(HD)の後藤高志会長、西山隆一郎社長など社内審査員(9人)と、調理師専門学校の教員や同社のOBなど社外審査員(21人)の30人が務めた。
各部門のテーマは仔羊を使用した温製料理皿盛り(西洋料理)、メイタガレイとむき物地産地消野菜2種を使用した料理(日本料理)、豚フィレ肉を使った温菜1品(中国料理)、チョコレート飾りを使用したリンゴとベリーのデザート(製菓)、国産野菜を使用した惣菜パン(製パン)。西洋料理部門については今回から久しぶりに目の前で肉を切り分けて盛り付けるデコパージュの実演も披露されたほか、SDGsへの配慮として、食材の端材などを有効活用した料理も各部門で多くみられた。
料理提供後には、出場者が1人8分の持ち時間で料理の特徴などをプレゼンテーション。オーブンの温度管理や火入れの工夫など、審査員からの実践的な質問にも丁寧に答えていた。

審査員に料理の説明をする西洋料理部門優勝者の大澤さん(左)
講評あいさつで西武HDの後藤会長は「日ごろの努力の成果がこの場でしっかりと表現された。各職場でしっかりとフィードバックしていただき、来年以降の参加者に伝えていってほしい」と参加者の活躍をたたえた。
各部門の優勝者は次の通り(敬称略)。
西洋料理=大澤一太(グランドプリンスホテル高輪)▽日本料理=中村わかば(同)▽中国料理=井上武士(ザ・プリンスパークタワー東京)▽製菓=藤野可蓮(びわ湖大津プリンスホテル)▽製パン=長谷川寧音(品川プリンスホテル)

各部門の優勝者と審査員で記念撮影




