TL―リンカーンのロゴ
観光業界が直面するDX課題の解決へ
DX(デジタル・トランスフォーメーション)に関する技術の進歩が近年著しい。ここでは宿泊・観光業界の生産性向上、利益拡大に貢献するDXに関わる商品・サービスを紹介する。
シーナッツの予約・販売管理システム「TL―リンカーン」は、旅行会社とOTAからの通知を一元管理し、残室・料金調整が一括でできるもの。導入施設数は6100で、対応販売先は旅行会社、OTAを合わせて194社となっている。
システムは常にバージョンアップを図っており、最近では、宿泊予約の業務効率化や、売り上げ増に貢献できる「自動ランク更新設定機能」が好評だ。例えば、シングルの禁煙ルームが5部屋売れたら、自動的にランクを上げて客室単価を上げることが可能。担当者がほかの作業に追われ、料金を上げるタイミングを逸した、といったことを防止する。
今、シーナッツが力を入れているのがサポートページから誰でも聴講できるオンラインセミナーだ。同社では、宿泊施設の利益拡大、業務効率化に寄与するセミナーを毎月開催している。
10月は、中国最大級のEコマースプラットフォームであるアリババグループ傘下の「Fliggy(フリギー)」を講師に招いて開催した。中国マーケットを詳しく紹介したこのセミナーには150人を超える申し込みがあった。
来年1月開催予定のセミナーは、JTB総合研究所コンサルタントの黒須宏志氏を講師に招く。同氏はインバウンド、旅行需要予測、旅行市場トレンドなどの動向分析を得意としている。
セミナーは、「2026年以降の宿泊市場の動向について」がテーマ。訪日インバウンド旅行者に加え、今後の国内旅行市場の動向をひも解く。開催日程などのセミナーの詳細は今後、同社ホームページなどで告知する。
セミナーはTL―リンカーン導入施設以外も無料で参加できる。「ぜひ、ご参加を」と同社。

TL―リンカーンのロゴ





