【観光経済新聞チャンネル】MICEの新境地 「地域ならでは」に可能性 JTBコミュニケーションデザイン 塩谷氏が講演


塩谷氏

 観光経済新聞社は6日、観光業界の識者を招いてのオンラインセミナー「観光経済新聞チャンネル」の第47回配信を行った。JTBコミュニケーションデザイン執行役員で事業推進担当(エリアマネジメント・ソーシャルビジネス)の塩谷久美子氏を招き、「多様性がひらくMICEの新境地~地域資源×パーソナライゼーションの可能性~」をテーマに講演した。

 塩谷氏はM(国際的な企業会議)、I(報奨、研修旅行)の企画や実施に携わっており、その経験をもとに講演を展開。MICEの経済波及効果は2023年で約8923億円に達しており、この効果の継続には「地域資源の活用」と「パーソナライゼーション」が欠かせないと強調した。

 塩谷氏によれば、「参加者は地域ならではの歴史・文化・食事を体験したいと考え、ユニークベニューでの会議や懇親会への期待が高い」という。MICEの成功には会場の使い勝手も考慮しつつ、文化的背景やユニークベニューの特別感を担保することが重要とした。

 塩谷氏は最後に「推し地域」というフレーズを紹介。MICEの参加者がマイクロインフルエンサー化する可能性を提示し、「地域の関係人口増加につなげる視点が重要」と語った。


塩谷氏

 

 
 
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