●確認
すべての室内、共用部分を確認します。火災階から始め、すぐ上の階から順にさらに上の階へと進んだら、火災の直下の階に移り、さらに下の階へと確認していきます。
●避難経路
避難する際は、出火場所を避け、煙が充満する恐れのないところを選ぶようにします。また、地上まで安全に到達できる施設を選択します。エレベーターは火災による停電で停止する恐れがあるため、使用しません。
煙による影響が少なく安全性が最も高いのは屋外避難階段です。屋内避難階段も防火戸などがきちんと閉まっていれば大丈夫です。
●避難方法
自力で避難できるお客さまには、避難経路を具体的に指示します。ハンドマイクを使えればより効果的です。煙が迫って自力で避難できなかったり、避難が困難な人に対しては、バルコニーで救助を待つことも考慮していただきます。その際、情報を必ず消防隊に知らせます。
煙は上に上がっていきます。低い位置には比較的酸素が残っています。ハンカチやタオル、あるいはネクタイを三角状にして口にあて、頭の位置を低くし、床を這(は)うようにして進み、避難します。煙で視界が悪いために、方向がわからなくならないように、壁に触れながら進みます。
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■日本ホテルレストラン経営研究所=ホスピタリティ業界(旅館、ホテル、レストラン、ブライダル、観光、介護)の人材育成と国際交流へ貢献することを目的とするNPO法人。
同研究所の大谷晃理事長、鈴木はるみ上席研究員が監修する書籍「『旅館ホテル』のおもてなし」が星雲社から発売中。問い合わせは同社TEL03(3868)3275。
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