2025年は大阪・関西万博をはじめとして観光業界にとって注目の年である。しかし、日々の業務に直結するヒントを得るには、より実務的な展示会の現場に目を向けることも重要である。観光業においては、最新トレンドを体感し、自社の戦略を見直す機会として、業界特化型の展示会が欠かせない。
本稿では、2025年から2026年初めにかけて開催される主要な展示会を紹介したい。
<2025年6月・東京>
国際ツーリズムトレードショー(iTT)
6月25日~27日、東京ビッグサイトで開催される「iTT」は、観光業界のBtoB商談展示会である。
「ウェルネスツーリズムEXPO」や「観光DX・マーケティングEXPO」では、滞在価値の深化や業務効率化、顧客体験向上に関するヒントが得られる。
<2025年9月・愛知>
ツーリズムEXPOジャパン2025愛知・中部北陸
9月25日~28日、愛知県のAichiSkyExpoで開催。
自治体、DMO、旅行会社などが集結し、BtoB商談とBtoC展示の両面からマーケティング戦略に資する情報が得られる。販路拡大や共同プロモーションの機会として有効である。
<2025年10月・東京>
観光・ホテル・レジャー産業展2025
10月22日~23日、東京ビッグサイトで開催。
キャッシュレス、顔認証、MaaS、AIなど観光のスマート化に関する技術が紹介される。BtoB中心の展示会であり、競争力向上に直結する施策を探る場である。
<2026年2月・東京>
国際ホテル・レストラン・ショー(HCJ2026)
2026年2月17日~20日、東京ビッグサイトで開催。 客室設備、清掃効率化、非接触チェックイン、フードテックなど、ホテル運営に直結する情報が網羅されている。業務効率と顧客満足度の向上に資する展示会である。
展示会は、自社の強みと課題を再認識し、次の一手を考えるための指針となる。現場で得られる情報やネットワーキングは、書籍やオンラインでは得られない価値を持つ。
2025年を成長の年に変える鍵は、変化を先取りする姿勢にある。新たな戦略は現場での体験から生まれる。
ぜひ展示会に足を運び、貴社のWEB戦略・集客戦略に生かしていただきたい。
(株式会社プライムコンセプト 小林義道)=隔週掲載




