和室の趣があるベッド付客室「和ベッドルーム」(現在あるお部屋の例)
匠のこころ 吉川屋(福島県・穴原温泉、畠正樹社長)は1日から、「親孝行温泉プロジェクト」と題し、クラウドファンディングを通じて支援を募っている。6室あるベッド付き客室を15室に増設し、高齢者を安心して温泉旅行に連れて行きたいという声に応える。
プロジェクトのきっかけは、畠社長の両親が口にした「布団で寝るのは大変」という一言だったという。「『家族で来られる宿』を『家族で来やすい宿』へ。高齢の人も、子どもも、皆で安心して眠れる旅館をつくる」と同館。
クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で募集中で、目標金額は300万円。集まった支援金はベッドや家具の設置など、客室整備に充てられる。
吉川屋は、今年で創業185年を迎えた老舗旅館。美肌の湯として知られる弱アルカリ性単純泉を有し、キッズスペースやブックラウンジなどファミリー向けの施設も充実。世代を問わず安心して滞在できる宿吉川屋 「親孝行」できる宿に ベッド増設でクラファンづくりに力を入れている。

和室の趣があるベッド付客室「和ベッドルーム」(現在あるお部屋の例)




