霧島国際ホテル
施設の分煙に一役
2023年8月にリニューアルオープンした霧島国際ホテル(鹿児島県霧島市、総客室数188室)は、霧島温泉郷の中心に位置する。天候が良い日は錦江湾と桜島を一望でき、霧島連山の豊かな自然と、絶え間なく湧き出る名湯は、まさに温泉情緒を感じさせる。
温泉郷の中心である丸尾温泉を源泉とした四季折々の自然を感じられる露天風呂を皮切りに、デトックス効果抜群の蒸し湯、女性客に好評な泥パックや、露天付き貸し切り風呂など趣の異なる10種類以上のお風呂がそろい、日常の疲れを癒やす。
鹿児島黒牛や黒豚、旬の地元食材を使った会席料理や和洋中90種類のバイキングは、舌鼓を打つ逸品で、宿泊客から支持を集める。
同ホテルは今年5月中旬から、施設の付加価値化の一環として、エルゴジャパン(東京都品川区)が開発した高性能喫煙ブース「SMOKE CLEAR(スモーククリア)」シリーズの4人用を2階のパブリックスペースに1台設置した。
「6階、7階、8階に喫煙スペースを3カ所設けていたが、全客室禁煙で、喫煙を希望する宿泊客からの要望が多く上がり、設置を検討していた。今年2月の業界向けの展示会で、同社の喫煙ブースに触れ、タバコのにおいを感じないこと、営業担当者の導入前のスピード感のある丁寧な対応に信頼を感じ、採用に至った」と総支配人の林田博氏。

設置の様子
併せて、「他メーカーとは異なり、万一のトラブルの際には、サービス部品が常時確保されるなど、導入後のアフターフォロー体制が万全な点やグループ内で設置されていた安心感があったことも採用の決め手」と林田氏。
同シリーズは、飲食店を中心に活用され、業界最多クラスの5千台以上の導入実績を誇る。
本体空気清浄ユニット部分には、高い性能を誇るHEPAフィルターをはじめとする多層フィルター構造を採用したことで、ウイルスを99・995%以上除去。厚生労働省が定める技術的基準を全てクリアし、最高性能でありながら、ローコストを実現した。
本体内部の壁面全体でタバコの煙を吸引する仕組みで、喫煙者の髪の毛や衣服が煙臭くなることなく、外に漏れ出す懸念を払拭する点もポイントという。
「導入から4カ月が経過したが、タバコの煙がブースの外に漏れることと、においが内部に付着することがないため、タバコを吸う人、吸わない人がともに快適に過ごせている様子がうかがえる。喫煙を希望する韓国などの訪日外国人旅行者の来館も増えているため、要望があれば、新たに設置を検討したい」と話す。
人感センサーを搭載し、人の出入りを感知して、空気清浄運転を開始する。LEDライトも自動的にオン、オフに切り替わるため、消費電力を抑制するなど、利便性に長けた仕様を実現した。
この件についての問い合わせ先は、エルゴジャパンTEL050(3627)4605。

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