熊本国際観光コンベンション協会によると、世界100以上の都市が参加する国際的な観光・MICE分野のサステナビリティ評価指数「GDS―Index」で、熊本市が2025年スコアで世界第33位にランクインした。
GDS―Index(グローバル・デスティネーション・サステナビリティ・インデックス)は、観光・イベント分野における都市の持続可能性を(1)環境(2)社会(3)サプライヤー(4)都市目標―の4分野で評価し、ランキング形式で公表する国際指数。同市は23年から同指標に参加し、24年は「最も改善された都市賞」を受賞している。
徒歩移動を促進する「ウォーカブルMICE」の推進や「熊本城ホールサステナビリティガイド」の策定、サステナビリティに関するセミナー開催などの取り組みが評価され、33位にランクインした。
同市は「持続可能性に関する国際的な評価を受けた。この成果は、国際会議や海外からのインセンティブツアーの誘致において大きな追い風になる」と捉えている。
今後は、高評価を積極的に活用し、国内外へのプロモーションを一層強化するとともに、持続可能な都市づくりの推進に資するMICE誘致の取り組みを加速していく方針だ。
関係者によると、日本で同指標に参加しているのは熊本市、札幌市、高松市の3都市。40位以下はリリースされないため、札幌、高松両市の順位は不明。
ちなみに、世界1位はフィンランドのヘルシンキで、以下、2位がスウェーデンのヨーテボリ、3位デンマークのコペンハーゲン。





