草津町の黒岩町長らが来社
黒岩信忠町長ら群馬県草津町の一行が6日、東京都台東区の観光経済新聞社を訪れ、積田朋子社長と懇談した。草津温泉は、観光経済新聞社主催の「にっぽんの温泉100選」で、2024年度まで22年連続で1位に選出されている。黒岩町長は「観光地も、ビジネスも満足した時に衰退が始まる。草津温泉は進化を続ける」と町づくりの継続に意欲を示した。
一行は黒岩町長をはじめ、草津町議会の宮﨑謹一議長、黒岩卓総務観光常任委員長、上坂国由民教土木常任委員長と、草津町役場観光課の宮﨑健司課長。
草津町の24年度総入込客は前年度比8.6%増の401万9千人。目標の400万人を達成した。内訳は宿泊客が同7.1%増の271万6千人、日帰り客が同11.8%増の130万4千人。黒岩町長は「町づくりがいい結果を生み出している。最近では若い女性に加えて、若い男性のグループも増加した」「地域外資本によるホテルのオープンも予定されており、観光客は今後も増える」と述べた。

草津町の黒岩町長らが来社
ハード整備では、草津温泉スキー場のメインレストラン「天狗山レストハウス」の建て替え工事が進んでおり、26年春にオープン予定。また、今後は、酸性河川の水質を改善する中和工場、夏でも冷たい水道水を活用した冷房設備なども、環境と調和した観光資源としてアピールしたい考え。
なお、25年度「第39回にっぽんの温泉100選」の集計結果は、観光経済新聞12月15日号で発表予定。草津温泉の順位にも注目が集まっている。




