日本銀行は11月5日、前々回(9月)の金融政策決定会合の議事要旨を公表し、複数の委員が米関税政策の不確実性に対して「なお高い状況が続いている」と認識していたことを明らかにした。米連邦準備制度理事会(FRB)の政策運営についても、米国の雇用動向次第では中立金利を下回る水準まで「大きく利下げする可能性がある」と警戒感を表す声がみられた。
日銀は9月会合で、政策金利の維持を賛成多数で決定。海外経済の動向に関し、「ハードデータ(統計)をもう少し確認する必要がある」など政策判断に慎重な意見が並んだ。【記事提供:ニッキン】
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