リコーリースの集金代行サービス 旅行代金の徴収を手軽に


荒井勇哉氏

リアルタイムで請求データを確認

 来年設立50年を迎えるリコーリース(東京都港区)は、旅行会社の修学旅行や社会科見学費用の集金業務の課題を解決する独自の集金代行サービスを提供している。

 BPO本部BPO営業部決済営業課の荒井勇哉氏にサービスの詳細や、今後の活動方針などを聞いた。

 ――修学旅行費用の集金の実態は。
 2019年に文部科学省が「公立学校の教師の勤務時間の上限に関するガイドライン(学校の働き方改革)」を策定し、学校・教師が担う業務の仕分けと適正化、保護者や地域との連携強化が推進された。

 従来では学校側が保護者から現金などで修学旅行費用を徴収していたが、旅行会社が各保護者から徴収することになった。回収手段の検討をはじめ、入金の確認や管理が煩雑で、業務の足かせになっていることが喫緊の課題に挙がっている。

 ――改めて集金代行サービスの説明を。
 84年から展開する当社の集金代行サービスはこれまで日本全国の2万社での採用実績を誇る。主な特徴は(1)初期費用一切不要(2)サービスを使わない月は基本料金0円(3)フリーダイヤル完備で導入後のサポートも充実―など。

 特にサービスを使わない月には費用が掛からない点が導入先から支持を集める最大の要因になっている。

 ――修学旅行費をコンビニ決済にするメリットは。
 保護者側は全国のコンビニなど約6万6千店で気軽に納付できる点がポイント。

 そのほか、コンビニに直接足を運ぶことなく、スマートフォンでコンビニの払込票を通じて支払える方法も用意しており、自宅や職場でも簡単に支払える。

 コンビニ決済サービスでは、払込金額や払込期限が記載された払込票を保護者に送付。コンビニでの支払い手続きに必要なものは払込票と現金のみ。

 旅行会社側は、専用のWEBサイトで顧客・請求データや回収結果などもリアルタイムにチェックでき、従来の表計算ソフトや手書きでの管理からは一線を画す。

 印刷に必要な情報に児童の住所などの個人情報が記載されない点も特徴で、社会性に配慮した仕様を実現した。

 ――競合他社サービスとの違いは。

 無料のオプションサービスで、学校ごとの案件を管理できる「部課所管理機能」を搭載した。

 各店が学校ごとの請求データ・回収結果を確認したいといったニーズに応えられる独自機能で、好評を博している。

 ――今後の活動方針と、読者へのメッセージを。
 今後も集金代行サービスを提供することで集金の手間とリスクを軽減させ、旅行会社様の業務支援に取り組む。お気軽にお問い合わせいただければ。
 
  ◆  ◆
 リコーリース 本社=東京都港区東新橋1の5の2 汐留シティセンター19階▽事業内容=リース&ファイナンス、サービス、インベストメントなど▽連絡先=TEL03(6204)0700。


荒井勇哉氏

 
 
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