群馬県の山本一太知事(写真左)が、松本洋平文科相に登録実現を要望
どうなる最短登録
群馬県の山本一太知事が10月31日、松本洋平文部科学相を訪問し、「温泉文化」のユネスコ無形文化遺産の2028年の登録実現を要望した。日本の提案が審査されるのは実質2年に1回のため、最短となる28年の登録を実現するには、まずは日本政府から「提案候補」に選出される必要があり、そのタイミングが12月ごろとみられる。訪問後、山本知事は「私の感触では有力候補にはなっているのではないか。ここからがいよいよ正念場」と述べた。
山本知事は、「『温泉文化』ユネスコ無形文化遺産登録を応援する知事の会」(会長・平井伸治鳥取県知事、以下・知事の会)の事務局長だが、今回は群馬県知事としての訪問。「提案候補」を検討する審議会を持つ文化庁を外局に置いている文部科学省の大臣への要望を実現させた。

群馬県の山本一太知事(写真左)が、松本洋平文科相に登録実現を要望
訪問後、報道陣からの質問で、「提案候補」選出への手ごたえを問われた山本知事は「文化庁が文化審議会の専門家のご意見も聞いて判断をされるということなので分からないが、有力候補になっているということだけは確かだというふうに個人的には考えている」との見解を示した。
会員向け記事です。





