需要の落ち着きなど影響
日本生産性本部は10月28日、「レジャー白書2025」を公表した。昨年(2024年)の余暇活動で参加人口が最も多かった種目は4680万人の「国内観光旅行(避暑、避寒、温泉など)」で、3年連続の首位。ただ、前年の参加人口(4740万人)から60万人減少した。物価上昇や新型コロナが5類に移行した翌年の需要の落ち着きなどが影響したとみられる。一方、昨年の余暇市場は前年比5.6%増の75兆2030億円。19年比は4.0%増と、コロナ禍前を上回った。このうち観光・行楽部門は前年比9.9%増、19年比7.6%増の12兆4160億円。「インバウンドが回復を後押しした」(同白書)。
10月31日の発行に先立ち、報道陣に概要を説明した。それによると、参加人口が多かった余暇種目は、「国内観光旅行」に続き、「動画鑑賞(レンタル、配信を含む)」(3690万人)、「外食(日常的なものは除く)」(3450万人)、「読書(仕事、勉強などを除く娯楽としての)」(3280万人)、「音楽鑑賞(配信、CD、レコード、テープ、FMなど)」(3230万人)など。
前年3位だった「動画鑑賞」が2位に上昇。入れ替わりで前年2位だった「外食」が3位に下がった。
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