イギリスを拠点とするAbingdon Software Groupは、旅行会社向けエンタープライズソフトウェアのプロバイダーであるDCS Plusを非公開の金額で買収した。
2002年に設立され、ルーマニアに拠点を置くDCS Plusは、予約・流通システムやミッドオフィスおよびバックオフィスの自動化ツールなど、幅広いソフトウェア製品を提供している。同社のソフトウェアは現在、60か国以上の旅行会社で使用されている。
Abingdon Software Groupは、この買収により自社のソフトウェア製品群が拡大し、「イノベーションを加速させ、新たな市場を開拓し、グローバルな旅行業界における信頼できるテクノロジーパートナーとしての地位をさらに強化する」と述べている。同社は現在、航空、クルーズ、ホスピタリティ分野の企業を含む複数のソフトウェアベンダーのポートフォリオを所有・運営している。
Abingdon Software GroupのCEOであるAsheque Shamsは次のように述べた。「DCS Plusは、忠実な顧客基盤と非常に競争力のある製品を持つグローバルSaaS企業の優れた例です。私たちは成長の次の段階を支援し、ブランドのグローバルなリーチを拡大することを楽しみにしています。」
両社によると、Abingdon Software GroupはDCS Plusのプラットフォーム上で人工知能の活用をさらに進める支援も行うという。
DCS Plusの創業者兼CEOであるCristian Dincaは次のように述べた。
「Abingdon Software Groupと力を合わせることで、国際的な成長を加速させ、深い変革が進む業界の中でイノベーションを続けるためのリソースと戦略的枠組みを手に入れることができました。」
また、DCS Plusのマーケティング責任者であるSibel AptulaはLinkedInで次のように付け加えた。
「このパートナーシップは、私たちが何者であるかを変えるものではなく、それを増幅させるものです。より広いリーチ、より多くのリソース、そしてより強力なネットワークを得ることで、より速く革新し、世界中のパートナーやクライアントにこれまで以上の価値を提供できるようになります。」
【出典:Phocuswire 翻訳記事提供:業界研究 世界の旅行産業】




