マルシェの様子
石川県中能登町などは10月25日、東京・原宿にある老舗洋菓子店「コロンバン」の原宿サロンで「能登復興マルシェ」を開いた=写真。同町や周辺市町の特産品販売を通じて、来場者に能登の魅力を発信、復興の後押しを図る。
マルシェは同町とコロンバン、NPO法人OUEN(応援)Japan(小林博重団長)の3者が連携し、中能登町の地方創生アドバイザーでもある小林氏の働き掛けにより原宿での開催が実現。5月から毎月第4土曜日に開催しており、店舗テラスはコロンバンが無償で提供している。
当初は中能登町の特産品が中心だったが、9月以降は同町の呼び掛けにより参加市町が拡大。この日は資源循環型農業で育てた中能登町産のジャンボピーマンや玉ねぎなどの野菜、ブランド米「ひゃくまん穀」、輪島市で採れた海産物、穴水町産の赤ワインなど、約40品目が並んだ。
マルシェに駆け付けた中能登町の宮下為幸町長は、「他市町の特産品もさらに増やしていく。新しく開発した商品も登場するので、ぜひ足を運んでいただきたい」と来場を呼び掛けた。
コロンバンの執行役員商品部長兼広報室長・雨宮弘氏は、「能登の伝統調味料で魚醤(ぎょしょう)『いしる』を使った甘じょっぱいマドレーヌを試作中だ。復興支援の一助になれば」と展望を語った。
次回は11月22日に同所で開催。能登浄溜所(中能登町)「浄酎(じょうちゅう)」の初販売を予定している。

マルシェの様子




