英語で丁寧に調査対応するガイド
国土交通省九州運輸局は10月20日から26日までの7日間、福岡市のJR博多駅と天神地区の観光案内所に、訪日外国人個人旅行者(FIT)向けの「着地型ローカルガイドツアー」相談・申し込み窓口を試験的に設置し、九州滞在中の「旅ナカ」における観光客の動向調査を実施した。
FITの旅行形態が多様化する中、旅の途中で気軽に参加できる質の高いガイドツアーへの潜在的ニーズを探り、今後の商品造成やガイド人材の育成、九州全体の観光振興につなげる狙い。
近年、FITの増加に伴い、その土地ならではの歴史や文化に触れたいという知的好奇心を満たす体験型観光の需要が高まっている。九州においても多様な着地型ツアーの造成が進み、オンライン・トラベル・エージェント(OTA)などを通じた「旅マエ」での予約環境は整いつつある。
しかし、九州運輸局によれば、九州到着後の「旅ナカ」で、旅行者が自身のスケジュールや興味に合わせて気軽にツアーを検索・予約できる仕組みは十分に整備されておらず、貴重な観光消費の機会損失が生じている可能性があるという。
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