JWマリオット、東京・高輪に2号店開業 駅直結、「禅」テーマに 


イベントの様子(中央=マリオット会長)

 マリオット・インターナショナル(本社=米国メリーランド州)が展開する最上位ブランドのホテル「JWマリオット・ホテル東京」が10月2日、東京・高輪の複合施設「TAKANAWA GATEWAY CITY」の高層階に開業した。駅直結の利便性を強みに、「禅」の美意識を取り入れたマインドフルネスの世界観を提供する。

 創業者ジョン・ウィラード・マリオットの名を冠するJWマリオットブランドは、同社が展開する30以上のブランドの中でも最上位に位置付けられ、日本国内では奈良に続く2軒目の開業。

 新ホテルは、2020年に開業したJR高輪ゲートウェイ駅に直結。羽田空港まで約20~30分、新幹線が発着する品川駅も徒歩圏にあり、国内外からのアクセスに優れている。

 「禅」の精神と御殿山の自然美に着想を得た、今この瞬間に意識を向ける心の状態を指す「マインドフルネス」を体感できるホテルとして設計。客室は禅の美意識を取り入れた深い藍と琥珀(こはく)を基調とする落ち着きと気品あるデザインが特徴で、皇居方面や東京湾、富士山などを望む眺望も魅力。全200室のうちスイートを含む9室はブランドを象徴する「マインドフルルーム」として、専用プログラムやウェルネス体験を通じて滞在中の心身の調和をサポートする。

 館内には、割烹料理や地中海料理などを提供する七つのレストランや、パノラマビューを楽しめる屋内プールなどを完備。最先端の音響映像設備を備えた最大九つのイベントスペースは、ウエディングやカンファレンス、展示会、ミーティングなど幅広いニーズに対応する。

 同月23日、デイヴィッド・マリオット会長とアンソニー・カプアーノ社長らが来日し、ホテル周辺で開業イベントを開催。来賓にJR東日本の喜勢陽一社長が出席し、大勢の関係者とともにホテルの門出を祝った。

 カプアーノ社長は日本国内における事業展開について「当社が展開するラグジュアリーポートフォリオのうち、日本市場のプロダクトが15%を占めており、継続的成長の可能性を反映している」と述べ、今後は東京や大阪などの首都圏のほか、日光、奈良、福岡、沖縄といった地域へのさらなるホテル拡大にも関心を示した。


イベントの様子(中央=マリオット会長)

 
 
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