株式会社スーパーホテルは10月23日、グランフロント大阪・ナレッジシアターにて「スーパーホテル接客グランプリ2025」を開催した。全国177店舗から選ばれたアテンダントによる接客技術とホスピタリティを競う年に一度の社内コンテスト。

接客の真髄を競う熱戦
今大会は、「接客部門」と「ご当地結びスタ部門」の2部門で実施。接客部門では東日本・西日本の予選を勝ち抜いた11名が参加し、日々の業務で培ったスキルを披露した。金賞に輝いたのは山口湯田温泉店の坂本真侑さん。基本的な接客応対だけでなく、お客様の潜在的なニーズを先読みした心遣いが審査員から高く評価された。
坂本さんは「緊張する間もなく本番を迎えたのですが、これまでの練習を信じて、”自分らしさ”を大切に表現できました」とコメント。「先輩の姿に憧れて立候補した初挑戦でしたが、支配人や副支配人、仲間の支えが大きく、共に努力した時間が自信につながりました」と喜びを語った。
銀賞は仙台駅東口天然温泉、銅賞はPremier東京駅八重洲中央口、審査員特別賞はJR新大阪東口がそれぞれ受賞した。
一方、ご当地結びスタ部門では、地域の観光スポットやグルメをテーマにしたPR動画とプレゼンテーションを通じて、アテンダントが地域と店舗の魅力を発信。四国中央店が最優秀賞に選ばれた。
四国中央店は「お遍路文化×地域創生」を軸に、実際にお遍路を歩いて体験したことで得た「心のこもったおもてなし」を形にした点や、地元と協力して生み出したご当地グルメ「しこちゅ〜バリバリ」で地域活性化に貢献した点が評価された。
最優秀賞を受賞した四国中央店の湊先真理恵さんと福田薫さんは「本番直前まで練習を重ね、『四国中央の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたい』という思いで挑みました」と語った。「支配人の『あなたたちなら大丈夫』という言葉に背中を押され、実際にお遍路を歩いた経験から”本物のおもてなし”を伝えることに挑戦することができました」と成功の秘訣を明かした。優秀賞には那覇・新都心店が選ばれた。
スーパーホテル経営品質本部の星山英子執行役員は「今年の『スーパーホテル接客グランプリ2025』を終え、全国のアテンダントが魅せてくれたおもてなしの情熱に、心から感謝しています」と述べた。さらに「私たちが目指すのは、ただの宿泊ではなく、お客様の期待を超える『感動』をお届けすることです。この大会は、まさにその『日常の感動のおもてなし』のレベルを全国で引き上げるための大切な場です」と大会の意義を強調した。
今大会では、初めてスーパーホテルファンコミュニティ「超・集団」に所属するファンが審査員として参加。新たな視点からの評価も加わり、より多角的な審査となった。
「Natural, Organic, Smart」をコンセプトに国内外で177店舗のホテルを運営するスーパーホテルは、今後も接客グランプリを継続して開催し、全店舗で顧客満足を超えた感動のおもてなしを提供するホテルを目指すとしている。






