全日本ホテル連盟(ANHA)が発表した会員ホテルの9月の全国平均客室利用率は、83.2%で、前年同月比1.6ポイント増となった。
9月について、「関東・近畿などが全国平均を押し上げ稼働の中心的役割を果たした一方、その他の地域では伸び悩み、地域間格差が生じた」とANHA。「第4週の秋分の日に係る飛び石連休が、ネガティブに影響したとの報告も多くあった」。
インバウンドについては、「東京、大阪では需要が一服感を見せており、減少傾向。外国人客比率が下がってきているとの報告を複数受けている。全体としては横ばい傾向にあるが、地域差や需要構造の変化が今後のポイントになりそうだ」と話している。
調査は287軒から回答を得た。
地域別での利用率のトップは87.5%の近畿。次いで、86.1%の関東、84.1%の北海道など。
最も利用率が低かった地域は68.2%の四国。次いで75.4%の中国、76.2%の九州。北海道、中国、四国、九州を除く地区で利用率が前年同月比で増加した。






