高市早苗首相は10月24日の衆議院、参議院の本会議で所信表明演説を行った。観光政策については、「人口政策・外国人政策」の中で、「インバウンド観光も重要」と述べるにとどまり、積極的な言及はなかった。
高市首相は「人口減少に伴う人手不足の状況において、外国人材を必要とする分野があることは事実です。インバウンド観光も重要です。しかし、一部の外国人による違法行為やルールからの逸脱に対し、国民の皆さまが不安や不公平を感じる状況が生じていることも、また事実です。排外主義とは一線を画しますが、こうした行為には政府として毅然と対応します」と述べた。
地方の活性化に関する政策では、「地域を超えたビジネス展開を図る中堅企業を支援し、大胆な投資促進策とインフラ整備を一体的に講ずることで、地方に大規模な投資を呼び込み、地域ごとに産業クラスターを戦略的に形成していくことで、『地域未来戦略』を推進します」「テクノロジーや地域資源を活用した付加価値の創出・地域外へのビジネス展開支援、2地域居住を含む関係人口創出、稼げる農林水産業の創出等を通じて、農山漁村・中山間地域をはじめ地方に活力を取り戻します」などの考えを示した。




