JALグループの9月国際線利用率84.3%、上期は85.5%に改善


 日本航空(JAL)は10月24日、2025年9月及び2025年度上期(4月~9月)の旅客輸送実績を発表した。9月の国際線旅客数は前年同月比110.3%の65万5,460人、座席利用率は84.3%だった。2025年度上期の国際線旅客数は前年同期比110.1%の398万6,959人、座席利用率は85.5%と前年同期の82.0%から3.5ポイント改善した。

国際線実績、ハワイ・グアム線が大幅伸長

 9月の国際線旅客数を方面別にみると、ハワイ・グアム線が前年同月比131.1%の7万1,336人と最も高い伸び率を示した。また中国線も前年同月比117.4%の8万2,190人と好調だった。一方、オセアニア線は前年同月比90.7%の1万5,151人、韓国線も前年同月比96.2%の3万5,310人と減少した。

 座席利用率では欧州線が93.5%と最も高く、前年同月の88.8%から4.7ポイント上昇した。中国線の座席利用率も83.7%と前年同月の71.5%から12.2ポイント上昇し、大幅な改善がみられた。

 2025年度上期の方面別実績では、ハワイ・グアム線が前年同期比122.2%の39万6,589人と高い伸びを示した。また、東南アジア線も前年同期比110.4%の146万659人と堅調に推移した。

国内線は座席利用率86.7%に向上

 国内線については、9月の旅客数が前年同月比108.3%の326万1,106人となり、座席利用率は86.7%と前年同月の77.5%から9.2ポイント上昇した。

 路線別では、羽田-那覇線の座席利用率が93.3%と特に高く、羽田-伊丹線も92.2%の高水準を記録した。2025年度上期の国内線旅客数は前年同期比110.6%の1,912万5,714人、座席利用率は81.8%だった。

貨物輸送も好調維持

 貨物輸送実績については、9月の国際線貨物重量が前年同月比117.1%の4万9,897トンと好調を維持した一方、国際線郵便は前年同月比79.9%の901トンと減少した。国内線貨物は前年同月比94.8%の2万7,194トンだった。

 9月の運航状況では、JALグループ全体の運航便数が2万9,652便、運航率は98.8%、定時出発率は81.7%となった。天候による欠航は95便、機材故障による欠航は46便だった。

 日本航空の広報部は、この実績データを「JALグループマンスリーレポート」として発表した。

 
 
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