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訪日中国人数は順調に成長しており、9月は前年同月を上回った。1月~9月の累計では過去最高を上回って748万7200人となり、抗日戦争勝利80周年で反日ムードが高まる機運があった今夏の状況にもかかわらず、底堅い需要を見せている。
成都は北京、上海、広州、深センに次ぐ規模の消費購買力を有する中国西南地区における商業・産業の中心都市で、旅行市場の拡大も注目されている。このたび、その成都市で実施した訪日未経験者層インタビュー調査の内容を一部紹介したい。
調査対象は個人月収1万元(≒20万円)以上、世帯月収2万元(≒40万円)以上の、中国ではいわゆる中産階級に属する層で、訪日旅行のメインターゲット層となる消費活動が最も盛んな20歳代~40歳代の夫婦・カップル、親子家庭とした。この層では距離的に近く、査証ハードルも低い東南アジアを中心に外国旅行経験は豊富であり、特に若い層は体力十分な年代のうちに長距離の目的地を選ぶ傾向が見られた。
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