マリオット・インターナショナルは10月23日、「JWマリオット・ホテル東京」の開業式典を開催した。日本国内では2軒目となるJWマリオットブランドのホテルで、未来都市として注目を集める高輪ゲートウェイシティの中心に位置する。洗練されたラグジュアリーと上質な滞在体験を提供する新たな拠点の誕生だ。
禅の美意識と高輪の歴史に着想を得たデザイン
国際的に高く評価されるデザインスタジオ「Yabu Pushelberg」が手掛けたJWマリオット・ホテル東京は、バランスとマインドフルネスを体現したサンクチュアリとして構想されている。1階のメインエントランスには禅の庭を再解釈したデザインが施され、30階のレセプションエリアには風光明媚な御殿山からの景観を再現したアートワークが配置された。
ロビー中央には「ツリーハウス」と呼ばれる空間があり、チェコの著名なガラスメーカーLasvitによる木の葉に見立てたガラスアートとシンボル的なフィカス・ストリクタの木が、自然の芸術性を表現している。また「Serene Space」と名付けられた瞑想空間も設けられ、JWマリオットの哲学であるマインドフルネスを体現している。
全200室の客室とアジア初の「マインドフルルーム」
ホテルの23階から28階に位置する全200室のゲストルームとスイートは、「禅」の美意識に着想を得た深い藍と琥珀を基調とした静謐なデザインが特徴だ。床から天井まで広がる窓からは東京の街並みを一望できる。
また、JWマリオットブランドの象徴的な「マインドフルルーム」もアジア初導入予定。五感を落ち着かせるサンクチュアリとして、休息や内省、ウェルネス体験を促す革新的な客室カテゴリーで、2025年末までに予約可能となる計画だ。
多彩なダイニング体験を提供する6つの飲食施設
JWマリオット・ホテル東京では、6つの飲食施設が多彩な料理やドリンクを提供する。日本料理「華香/Kakō」、割烹料理「咲/Saki」、モダン地中海料理「セフィーノ/Sefino」、クロワッサンバー「ル・クレス/Le Cres」、「JWラウンジ」、「JWバー」と、それぞれが個性的な空間と味わいを演出している。
特に注目は、ミシュラン二つ星シェフ西田和峰氏とエマニュエル・ストルーバント氏が監修する割烹料理「咲/Saki」と、ミシュラン一つ星レストラン「Andō」を手掛けるアグスティン・フェランド・バルビ氏とのパートナーシップにより誕生したモダン地中海料理「セフィーノ/Sefino」だ。
充実のウェルネス施設とイベントスペース
28階に位置する屋内プールからは東京タワーを含む都市のパノラマビューを望むことができる。「SPA by JW」では自然由来かつ環境に配慮したプロダクトを使用し、パーソナライズされたトリートメントを提供する。
また28階と29階には延べ1,140平方メートルの広大なイベントスペースを備え、日本初の270度可動式LEDスクリーンや最先端の音響映像設備を整えたJWボールルームと6つのミーティングルームを擁している。
ブランド幹部と総支配人のコメント
JWマリオット担当ヴァイスプレジデント兼グローバルブランドリーダーのブルース・ロール氏は「JWマリオット・ホテル東京は、ブランドの進化を象徴するフラッグシップホテルです。温かみのあるラグジュアリーと、世界水準のホスピタリティが融合する空間として誕生しました」と述べた。
また、JWマリオット・ホテル東京総支配人のクリストファー・クラーク氏は「東京初のJWマリオットホテルの開業にあたり、ブランドを象徴するラグジュアリーなホスピタリティと温もりを、この活気ある都市にお届けできることを大変光栄に思います」とコメントしている。
JWマリオットは、現在世界40か国・地域に125以上のホテルを展開するラグジュアリーブランド。マリオット・インターナショナルの創業者J.ウィラード・マリオットにちなんで名付けられ、心身の健康を大切にする理念に基づいたホスピタリティを提供している。





