Airbnb、体験サービスにソーシャル機能新導入 ゲスト同士の交流を強化


 Airbnbは10月23日、同社の体験サービスにソーシャル機能を新たに導入すると発表した。この機能により、旅行前や旅行中、旅行後にわたってゲスト同士がつながり交流できる新しい方法を提供する。さらに検索機能の改善、支払いオプションの柔軟性向上、AIを活用したコミュニティサポートの拡充も同時に発表された。

 「旅行の醍醐味は、訪れる場所だけでなく、そこで出会う人々にもあります」と同社は説明。しかし旅行終了後、せっかくの出会いが希薄になってしまうことを課題として挙げている。

 新たに導入されるソーシャル機能は三つの主要な要素から構成される。「参加メンバー」機能では、体験予約前に参加予定のゲストとその出身地を確認可能。同社のアンケートによれば、10人に7人以上のユーザーが「体験を予約する前にほかのゲストについてもっと知りたい」と回答している。

 「ダイレクトメッセージ」機能では、体験中に出会ったゲストとアプリ内で直接メッセージをやりとりできる。連絡先交換を忘れていても、リクエストを送信することで連絡が取れるようになる。

 また、プロフィールの「つながり」セクションには体験で出会ったゲストが表示され、再交流が容易になる。プライバシー保護のため、体験ごとにプロフィール共有の可否を選択できる仕組みも整えられた。

 この他、宿泊施設検索の改善として「条件が似ている宿泊施設」表示機能や、地図上での名所・レストランなどの絞り込み機能が強化される。支払い面では「今すぐ予約、後から払い」オプションを世界展開。米国で先行導入されていたこの機能が、来年からは国内外の旅行に対して世界中で利用可能になる。

 AIアシスタントも進化。英語、スペイン語、フランス語での対応を米国、メキシコ、カナダのユーザーに提供。ユーザー、予約、リスティングを認識し、より迅速かつ適切な回答を提供するよう改良された。

 ホスト向けには「日付指定可能なキャンセルポリシー」を導入。ホリデーやオフシーズンなど特定の日付に対して異なるキャンセルポリシーを設定できるようになる。さらに1年先までの「料金のヒント」確認機能や、前年比のホスティング収入傾向を確認できる「ホスティング収入ダッシュボード」の新タブも2026年から追加される予定だ。

 これらの機能は段階的に展開され、一部は既に利用可能、その他は2026年初頭までに順次利用可能になるという。

 
 
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