中国の「世界文化遺産観光プロモーション」「中日旅行業界交流会」が9月26日、愛知県常滑市で開かれた。中外文化と観光交流センター、中国駐名古屋総領事館、中国駐東京観光代表処、各省・自治区の文化と観光庁などが主催。中国と日本の観光、航空各業界関係者ら100人以上が参加し、両国のさらなる交流促進を訴えた。
中国駐名古屋総領事館の楊嫻総領事は、中国が60カ所の世界遺産を有していることに言及し、「これらの遺産は華やかな大地に輝く宝石のように点在し、多くの外国人旅行者を引き付けている」と指摘。
中国駐東京観光代表処の欧陽安首席代表=写真=は、中国と日本双方向の観光市場が着実に回復しているとし、「今後は日本人向けに、より魅力的な訪中観光商品を開発、投入したい」と述べた。
日本側から観光庁の奈良裕信・観光政策特別研究交渉官、中部運輸局の中村広樹局長、衆院議員の松田功氏、参院議員の里見隆治氏らがあいさつ。「中国駐東京観光代表処との連携をさらに強化し、より多くの日本人の中国訪問を促進したい」「今回の交流会を契機に、日中観光業界の連携がさらに発展し、両国の観光協力に新たな息吹が吹き込まれることを願っている」と述べた。
山東、新彊、貴州など6地域の文化観光機関がそれぞれにある世界遺産、特色ある観光資源を紹介。両国の企業約70社が1対1の商談を行った。

欧陽安首席代表




