
JRグループはこのほど、昨年12月に発表していた「往復乗車券」「連続乗車券」の廃止時期について、2026年3月13日をもって廃止すると決定した。往復乗車券の発売終了に伴い、片道営業㌔が601㌔以上の行程を往復する場合に往路・復路の運賃がそれぞれ1割引になる「往復割引」も取り扱いを終了する。
「往復乗車券」「連続乗車券」の廃止理由は、交通系 IC カードやインターネット予約サービスの普及に伴う発売枚数減少。昨年12月の発表時点では廃止時期を「2026年3月」としていが、今回正式な廃止日を設定した。
今後、26年3月14日以降に往復・連続の行程で利用する場合、指定席券売機で2枚の片道乗車券を購入する必要がある(現在とほぼ同じ操作で切符購入が可能)。
今回の決定に伴い、「学生割引」「ジパング倶楽部」などの割引乗車券も同じく3月14日から割引条件を変更。1枚の割引証などで片道の割引普通乗車券を2枚まで同時に発売する。往復・連続の行程で利用する際は、従来通り1枚の割引証で利用できる。
さらに「ジパング倶楽部」は、これまで「片道・往復・連続の営業㌔が201㌔以上」で割引の普通乗車券を発売していたものを、26年3月14日からは「片道・往復・連続101㌔以上」の適用に変更する。
なお、3月13日までに発売した「往復乗車券」「連続乗車券」(3月14日以降が有効開始となる場合も含む)は、有効期間満了まで利用できる。また使用開始前1回に限り、「往復乗車券」「連続乗車券」として乗車日や乗車区間の変更が可能(学生割引など割引乗車券も含む)。