地震で隆起した海岸に新たに整備した道路(白米千枚田工区道路)
クラブツーリズム(酒井博社長)はこのほど、石川県と連携し、大人の社会科見学ツアー「これからの防災と震災復興への道のり 旅して学ぶ能登半島3日間」を発売した。能登半島地震で被災した各地を巡り、復興の現状と今後の防災を学ぶ。
同社では、2024年1月の能登半島地震で被災した能登半島を、旅を通じて応援している。これまで語り部ガイド付き「のと鉄道」乗車を組み込んだツアーや、小学生とその保護者を対象とする「能登で震災を学ぶ旅」を企画販売。震災を風化させない、復興支援を継続する取り組みを展開している。
今回企画したツアーは、同社と石川県、国土交通省能登復興事務所が連携。被災した曹洞宗大本山總持寺祖院の僧侶が案内する国登録有形文化財の見学や、地震により隆起した海岸の訪問、のと鉄道の「震災語り部列車」への乗車、能登空港、和倉温泉護岸の復旧箇所見学などを組み込んだ。
隆起した海岸では、新たに整備した道路(白米千枚田工区道路)を観光バスで走行。国交省の能登復興事務所職員が同乗し、能登半島絶景海道の取り組みの最新情報などを紹介する。能登空港では、一般非公開の防災・備蓄倉庫などを見学。空港職員が震災時に空港が果たした役割について説明する。
ツアーの設定期間は2026年1~3月で、旅行代金は大人6万9900円から。詳細は、同社公式サイト(https://tinyurl.com/38dpm5ue)で公開中。

地震で隆起した海岸に新たに整備した道路(白米千枚田工区道路)




