四国ツーリズム創造機構、大阪で観光商談会 最新の観光情報を発信


商談会の様子

 四国ツーリズム創造機構は16日、大阪市内のホテルで、旅行会社やマスコミを対象に「四国観光商談会」を開いた=写真。同機構のほか、徳島、香川、愛媛、高知の4県とJR四国、本州四国連絡高速道路が最新の観光情報を発信した。

 冒頭あいさつした同機構の桑村琢・事業推進本部長は「大阪・関西万博が終わり、これからは四国に目を向け送客をお願いしたい。また、商品造成もぜひともご尽力いただきたい」と述べた。

 4県とJR四国、本四連絡高速道、同機構の主な観光情報は次の通り。

 徳島県
 11月1、2日に徳島市内で「徳島おどりフェスタ2025」を開催する。8日には県西部健康防災公園で「にし阿波の花火」を開催。4回目となる今回は「結び~人、地域、世代を結ぶ~」をテーマに、西日本最大とされる2万発以上の花火を打ち上げる。

 補助制度については、個人・団体旅行助成、徳島観光すいすい(貸し切りバス料金)助成事業などを紹介、利用を呼び掛けた。

 香川県
 帆船型「日本丸」に乗船し、瀬戸内を巡る観賞クルーズを実施。来年2月13、14日にあなぶきマリーナ香川に投影される幻想的なプロジェクションマッピングを船上から観賞する。料金は中学生以上2400円。

 五感を磨く五つの体験コンテンツとして、善通寺(味覚)、曼荼羅寺(触覚)、甲山寺(聴覚)、出釋迦寺(視覚)、金倉寺(嗅覚)の5ヶ寺体験もある。このほか、築城400年の歴史を持つ丸亀城に泊まり、夜の天守(国の重要文化財)を貸し切るプランも。

 愛媛県
 二つの着地型旅行商品を紹介。その一つ、ドラマロケ地と国指定重要文化財「臥龍山荘」をプライベート専任ガイド(大洲認定案内人)と歩き、昼は大洲グルメ「とんくりまぶし」を味わう商品は、2人利用で8千円。3~10人は6千円となる。

 県観光物産協会が造成した着地型旅行商品を掲載する旅行商品については助成制度を設け、パンフレット等作成経費として、1商品あたり3万円(経費の3分の2を上限)を助成する。

 高知県
 これまでOTA経由での販売のみを対象としていた「晩酌きっぷ」を、期間限定で旅行会社でも利用できるようにした。

 また、通常は開放していない高知城の追手門の内部を専門ガイド付きの解説で特別に見学できる特別ツアーも初めて造成した。

 JR四国
 ものがたり列車のリニューアルを実施。観光列車「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」について、来年4月からごめん・なはり線で「雄飛の抄」「煌海の抄」を毎月運転する。

 10月25日から高徳線にアンパンマン列車(特急うずしお)がお目見え。高松駅―徳島駅間で運転する。

 本四連絡高速道
 インフラツアーとして、明石海峡大橋塔頂体験ブリッジワールド、来島海峡大橋塔頂体験くるくるクライム、インバウンド向けガイド案内などを発信。

 四国ツーリズム創造機構
 持続可能な観光の取り組みと鉄道旅行商品造成への支援施策を発表。

 支援施策では、往復JR利用の四国着発商品で、四国内2泊以上、かつ四国内の二つ以上の県をまたぐ周遊型商品を対象に、1事業所あたりの支援上限額は下期(10月~3月)は72万円を支援する。


商談会の様子

 
 
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